おはなしボランティア(2回目)

先月になりますが、2回目のおはなしは、やはりグリム童話から、

「くもりのないおてんとうさまは かくれてるものを明るみへだす」

を選びました。


前回よりもずいぶん長い(7~8分)ので、

覚えるのに少し手間取りましたが、

私が底本にしているのが岩波文庫の金田鬼一さん訳で、

これが口にしてみると随分語りやすく、そして覚えやすいのです。


他の翻訳と比べたわけではないのですが、

何だか口にしたくなる言葉が使われています。

「素寒貧(すかんぴん)」とか、

「世帯(しょたい)をきりまわす」とか、

「修行の旅がらす」とか…

これらが所々で鍵になって、覚えるのを助けてくれるんです。


それに、母音の順序というのでしょうか。

口の開け方が、ちゃんと次の音へつなげて

動かしやすいようにできている気がします。


このおはなしは、罪を犯してしまった仕立て屋さんが、長い時を経て、

ついに罪が明るみに出て報いを受ける話です。


若干お説教くさい面もありますが、

おてんとうさまの不思議な力が、どのようにそれを明るみへ出すかが面白い点です。

実は、おてんとうさまではなく、人間の業というか本質的な心理が、

そうさせているのかもしれません。


最初から緊張感のあるおはなしで、

どうなってしまうのか、最後まで気がかりが続くサスペンス的な物語です。


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by yoinezumi | 2016-07-07 17:01 | おはなし